はじめに 「感覚では好調なのに、月末になると利益が薄い……」その原因は“数字の盲点”にあります。ここでは Airtable+Looker Studio+Zapier を使い、誰でも 2 時間で作れる KPI ダッシュボードの全手順を解説。さらに 来店数・客単価・リピート率・口コミ数・稼働率 の 5 大指標をどう読み、どう改善へつなげるかまで踏み込みます。
1. 追うべき 5 大 KPI
KPI:来店数、算出式:予約完了数/月、目標線イメージ:毎月 +5%
KPI:客単価、算出式:月売上 ÷ 来店数、目標線イメージ:8,000→9,000円
KPI:リピート率、算出式:2回目来店数 ÷ 新規来店数、目標線イメージ:40→60%
KPI:口コミ数、算出式:月間新規レビュー数、目標線イメージ:月10件
KPI:稼働率、算出式:施術時間 ÷ 営業時間、目標線イメージ:70→80%
2. データ自動収集フロー 予約システム→Zapier→Airtable「予約テーブル」 決済アプリ→Zapier→Airtable「売上テーブル」 GBPレビュー→公式API→Zapier→Airtable「レビュー」 ※30分ごとにトリガー、更新履歴も保持
3. Looker Studio 設定 データソースにAirtableを接続 “来店数推移”“客単価ヒートマップ”“稼働率ゲージ”を配置 目標線をフィールド計算 target = metric *1.05 で自動更新
4. アラートとアクション 乖離10%超→Slack通知:「リピート率が目標を下回りました。セルフケア動画フォローを強化してください」 月末レポート:PDF自動生成→Googleドライブ共有でスタッフと共有
5. ダッシュボード読み解き例 客単価は目標達成・来店数が未達 → 集客施策強化、単価戦略はキープ 稼働率80%超・口コミ数低 → 施術後アンケ誘導施策でレビュー増やす
まとめ 数字は“行動を決める羅針盤”。 ダッシュボードで 可視化→早期検知→施策投入 のPDCAを回せば、売上は右肩上がりに安定します。まずは Airtable テンプレートをコピーして、データを流し込むところから始めましょう。